統計学:統計的検定の手順を簡潔に説明してください。

Question
統計的検定の手順を簡潔に説明してください。

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Answer
統計的検定の一般的な手順は以下の通りです。

1. 問題設定:何かしらの研究問題を定義し、目的を明確にする。

2. 帰無仮説と対立仮説の設定:統計的検定においては、帰無仮説と対立仮説を設定する。帰無仮説は、「標本の平均に差がない」という仮説で、対立仮説は、「標本の平均に差がある」という仮説です。

3. 有意水準の決定:有意水準は、「帰無仮説が正しいと仮定した時に、その誤った結論が出る確率」を示す指標です。一般的には、有意水準は5%や1%などが使われます。

4. 検定統計量の計算:実際に標本を集め、検定統計量を計算します。検定統計量は、「帰無仮説が成立する場合、標本がそのような値をとる確率」を示します。

5. 決定域の設定:有意水準と検定統計量を用いて、決定域を設定します。決定域は、「帰無仮説を棄却する領域」を示します。

6. 判定:検定統計量が決定域内にある場合には、帰無仮説を棄却し、対立仮説を採択します。検定統計量が決定域外にある場合には、帰無仮説を採択します。

7. 結論:最終的に、帰無仮説が棄却された場合には、標本平均に差があることを示し、対立仮説が採択されたことになります。帰無仮説が採択された場合には、標本平均に差がないことを示します。

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